支部長からのメッセージ

電気学会 東京支部会員の皆さまへ
東京支部長 佐藤 育子
昨今の社会情勢の変化において,脱炭素の潮流とデジタル化社会の進展には,目覚ましいものがあります。
脱炭素のためには,新エネルギーによる発電技術,新しい電力系統制御技術,需要家サイドの電化促進など,エネルギー分野での技術開発が欠かせません。
また,DX分野においては,生成AIや画像処理のような情報処理技術の進歩についても,目を見張るものがあります。
つまり,ますます「電気」の力が社会から求められる時代を迎えているということです。言い換えれば,今まさに,電気工学分野の研究・技術開発が,これまで以上に求められているということです。
電気学会は,このような電気工学の発展への社会の要請に応えていかなくてはなりません。その中でも,東京支部は首都圏に位置することもあり,学界を牽引する諸大学や技術開発に邁進する多くの企業などの,約9,000名もの会員が所属され,産学連携の場として,研究・技術開発,あるいは,教育における,新しいイノベーションを生み出す役割があると考えます。
電気学会東京支部は,産学連携の新しいイノベーションの場として,その活動をさらに一層,活性化させ,社会へ向けて,電気工学分野の貢献を示していきたいと思います。是非,みなさま,積極的なご参加ご協力をよろしくお願いいたします。
令和6年6月