技術者・研究者インタビュー Vol.2

技術者・研究者インタビュー Vol.2
技術者・研究者インタビュー Vol.2
8年の広報活動で情報発信の重要性を再認識

「鉄道車両用のパワエレ技術なら川合に聞け」と言わせたい

- 仕事で困ったこと、やりがい、今後の抱負についてお聞かせください。

仕事で困ったことといえば、やはり納期に苦しめられたことですね。出荷直前まで装置がうまく動かず、徹夜で対策を考えて何とか出荷に間に合わせたときは、問題を解決できて良かったと思いました。また、自分の設計した装置を鉄道車両に搭載して、実際に走らせながら、お客様と一緒に一つの車両を作り上げていくことには本当にやりがいを感じますね。
これまでで印象に残るエピソードといえば、地方の路面電車に久しぶりの新車を投入するため、インバータ装置の設計・開発を行いましたが、走行試験を現地で行っていた時、地元の方々が皆さん笑顔で注目してくださったことです。特に路面電車なので、いろいろな人の目にとまって、まるでスポーツの試合のヒーローインタビューでお立ち台に立っている気分でした。まさに日本の鉄道事業を支えていると実感できた瞬間ですね。
今後の課題としては、安全性や省エネといったお客様にとって魅力的な製品を作ることはもちろんですが、乗客が乗っていて楽しくなるようなアイデアを盛り込んだり、これまでにない新しい価値を持った製品の開発に取り組んだりしたいと思っています。
もちろん、まだまだ知識や技術力が足りていないと感じているのが現実ですが、「鉄道車両用のパワエレ技術なら川合に聞け!」といわれるよう実績を積み重ねていきたいと考えています。

他の分野では自動車関連に進みたかった

- 今の分野でなかったら、どんな方向に進みたかったですか。

電気に進まなかったらパン屋で仕事をしてみたかったですね。あのほのぼのとした雰囲気が好きなので…。それはともかく、まじめな話では自動車関連とくに電気自動車かバッテリハイブリッドなどの研究分野に進んでみたかったです。

オフタイムは「飲みニケーション」

- オフタイムの過ごし方について教えてください。

オフタイムのチームコミュニケーションとして「飲みニケーション」を大事にしています。プライベートでは大学時代の仲間と合ったり、ラグビー観戦(東芝ブレイブルーパス)したり、それから、登山と日本全国温泉めぐりして楽しんでいます。

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