令和6年度 電力・エネルギー部門 事業計画の概要
電力・エネルギー部門(B 部門)は「世界的なニーズである低炭素社会の実現および信頼性と経済性の両立等,電力・エネルギーに関する多様な課題に先導的に対応し,技術の着実な発展に貢献する」を旗印に活動しています。みなさまにも,日頃より本部門に関わる様々な研究・開発,技術交流・支援,育成,学会活動への協力など,部門の活性化に貢献頂きありがとうございます。B 部門の活動に際し,毎年事業計画を立てておりますので,ここでは令和6年度B部門事業計画の概要をご紹介します。令和6年度事業にあたっての注力テーマは以下の4テーマとなります。
① 活動内容の充実・レベルアップ(関連長期戦略①②):
令和4年度の「B部門ビジョン2030ビヨンド」を基に,令和5年に各技術委員会で施策具体化した内容も踏まえて,令和6年は各技術委員会が施策を具体化し,技術論文の質と量の向上,国際会議の参加推進,新規専門委員会の設立などを通じて活動内容を充実・レベルアップさせる。また,社会実装や新事業領域の開拓に向けた取り組みも強化する。
② 活動内容・成果に関する情報発信の充実(関連長期戦略③):
部門ホームページ(部門HP)を通じた情報発信の充実など,広報一般の活動強化を図る。部門ホームページについては部門紹介や部門大会・研究会・技術委員会・専門委員会等の最新活動状況や各種イベント情報を適時に掲載する等,内容の充実と更新頻度向上を図る。
③ 若手会員活動の拡大(関連長期戦略③):
電力・エネルギー分野での若手技術者・研究者の育成とネットワーク構築を目的に,部門大会でのポスターセッションや共催行事を通じた支援を継続するとともに,学生ブランチ活動の強化と若手主導の表彰制度導入を進めることで更なる活性化を図る。
④ 部門会員の増加施策(関連長期戦略④):
会員への魅力を創出し,部門の発展に向けた取り組みを行なう。
これらの注力テーマの達成に向けて,部門内の各委員会などでは主に次のような活動を進めてまいります。
【広報活動】(注力テーマ②, ④)
・部門ホームページ,部門誌,ニュースレター,メルマガおよび部門大会を通じた情報発信,会員とのコミュニケーション活性化
・会員増,維持定着に向けた施策の検討と実行
・SNS を活用した発信力の強化
【編修活動】(注力テーマ①, ②, ③, ④)
・部門論文誌:丁寧かつ的確な査読により論文価値を向上,査読委員の増員や特集幹事制度の活用を通じて,査読効率を向上させ,論文の質と掲載速度の両面で改善
・共通英文論文誌:Impact Factorを持つ共通英文論文誌の価値向上を目指し,国外投稿の増加や特集号企画を推進,翻訳費用のサポートによる若手研究者の英文論文投稿の支援
・ニュースレター:様々な活動情報を継続して掲載
【研究調査活動】(注力テーマ①, ②, ④)
・新たな専門委員会活動の推進と異分野や異業種との連携を拡大
・研究会活動を通じた新しい研究テーマの発掘や人的交流の促進
・技術報告と講習会,シンポジウムの開催を通じた研究結果の的確な情報発信と,学会員や支援企業への最新技術情報の提供強化
【部門大会開催】(注力テーマ①, ②, ③, ④)
・令和6 年9 月4 日~6 日に大阪公立大学 中百舌鳥キャンパスにて開催,各種企画もあわせて開催
【国際化活動】(注力テーマ①, ②)
・ICEEなどの国際会議の機会を活用して,IEEE PES,CSEE,KIEEおよびCIGRE等との交流を深め,これら他学会と連携したシンポジウム等による事業領域の拡大や,社会実装ステージへの取り込みを図る
・タイとの合同シンポジウムの開催
【若手会員創出に向けた活動】(注力テーマ③, ④)
・高校生みらい創造コンテストの開催: 電気学会に関連するより幅広い分野から募集し,表彰
・学生ブランチの設立支援・活動支援: 学生員に活動の場を提供し,自発的なネットワークの醸成を支援
・高校・高専への情報発信と入会支援: 高校生/高専生を支援する立場である教員の方を対象に学会活動に関する情報発信と入会のきっかけを提供
・エネルギーワンダーランドの開催: 高校生/高専生(大学生も可)を対象に電力関連設備の見学と大学での解説講義で構成する企画を開催
今後もみなさまのお力添えを得て,部門の活性化に一緒に取り組んでいきましょう。ご意見・アイデアなどがございましたら是非部門役員会,各活動までお声かけ下さい。
連絡先: ieej.pes@gmail.com