第28回 エネルギーワンダーランド(2024年度)
2025/04/30
募集内容
「関西電力送配電(株)中央給電指令所・中之島変電所」の設備見学と、大阪公立大学 電気電子系専攻教授による「電力システムとエネルギー」の解説講義
ポスター | ![]() |
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日時 |
2025年3月27日(木) 13時00分~ 17時00分 (集合/解散場所:関電ビルディング(関西電力送配電株式会社本店)) |
場所 |
関西電力送配電株式会社本店 中央給電指令所・中之島変電所 |
実施内容 | エネルギーワンダーランドは、これから進路を考える高校生、高専生、大学生を対象として、話題性に富む設備見学とわかりやすい解説講義を組み合わせた企画として開催しているものであり、第28回となる今年度は、「関西電力送配電(株)中央給電指令所・中之島変電所」の設備見学と、大阪公立大学 電気電子系専攻教授による「電力システムとエネルギー」の解説講義を以下のとおり実施します。 |
スケジュール |
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主催 | 一般社団法人 電気学会 電力・エネルギー部門 |
協賛 |
一般社団法人 日本電機工業会、一般社団法人 電気学会 関西支部 |
参加費 |
無料(ご自宅~集合場所・解散場所~ご自宅までの交通費は参加者様のご負担となります) |
対象 | 高校生、工業高等専門学校生、大学生、教員 |
定員 | 30名(先着順) |
申込期限 | |
参加申し込み方法 | (1)参加者氏名,(2)学校名,(3)連絡先TEL・E-mail を明記の上,電気学会 電力・エネルギー部門エネルギーワンダーランド係(担当:松井)へE-mail でお申し込み下さい。参加確認と参加方法詳細についてのご案内を返信させて頂きます。
お申込みE-mail: ewl@ieej.org |
注意事項 | お申込みに際しては、以下の点にご留意ください。
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ポスター |
実施概要
開催日 | 2025年3月27日(木) 12時45分~17時00分 |
内容 |
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主催 | (一社)電気学会 電力・エネルギー部門 |
協賛 | (一社)日本電機工業会、(一社)電気学会 関西支部 |
参加人数 | 高校生3名、高専生1名、大学生4名、大学教員3名 |
実施概要 | エネルギーワンダーランド(EWL)は、これから進路を考える高校生・高専生を中心として、話題性に富む設備見学とわかり易い解説講義を組み合わせた企画である。 第28回の令和6年度は、B部門大会が開催された関西地方にて現地開催を実施した。設備見学は関西電力送配電株式会社、解説講義は大阪公立大学 電気電子系専攻教授 石亀篤司教授に依頼し、以下スケジュールで実施した。 |
スケジュール |
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実施内容
(1) 関西電力送配電株式会社 中之島変電所 紹介・設備見学
中之島変電所の概要・設備構成について説明した後、エレベータで地下にある変電所へ移動。ガス絶縁開閉装置や固体絶縁開閉装置や変圧器、地中ケーブルを見学し、その迫力や装置・設備の重要性を体感頂いた。参加者と説明担当者の間では活発な質疑が交わされた。
写真1 中之島変電所についての説明
写真2 ガス絶縁開閉装置の説明を受ける参加者
(2) 関西電力送配電株式会社 中央給電指令所 紹介・設備見学
中央給電指令所の指令室を上部の見学エリアから見下ろす形で見学。指令室前面にある巨大ディスプレイの情報や各オペレータの役割について説明を受け、時々刻々と変化する関西エリアの電力需給状況をリアルに感じて頂いた。その後、指令室と同等の機能を有するシミュレータ室を見学。送電線のトラブルを模擬したシミュレーションにより、異常発生時の電力系統復旧の様子を体感頂いた。
(3) 大阪公立大学 電気電子系専攻教授 石亀篤司教授 解説講義「電力システムとエネルギー」
石亀先生より電力システムとエネルギーに関して、電力系統や各種発電の基礎から大学での最先端の研究事例の説明、電気学会の果たす役割など幅広く解説講義が行われた。
初学者にも理解しやすいよう、理論的な説明は避けられ、動画の多用・わかりやすい事例の引用等、様々な工夫がされた講義であった。参加者にとって、電力システムの最先端にふれる機会となった。
写真3 解説講義の様子
総評
本年度は、多くの方が参加しやすいよう、交通アクセスが良い、大阪市内の関西電力送配電(株)施設にて開催した。高校生から教員まで、11名の方に参加いただき、都市部の地下にある変電設備・安定的な電気の供給を支えている設備を見ながら,その迫力や装置・設備の重要さを体感する見学内容や、電力システムとエネルギーに関する基礎から大学での最先端の研究事例までの説明と、充実したイベントとなった。参加後のアンケートでは、実物を見ることができてよかった、触れられてよかった、といった現地開催ならではの魅力を、参加者に感じてもらうことができた。