電力・エネルギーフォーラム「遮断器の多様な設置環境と最近の環境負荷低減技術」

一般向け

2019年2月13日 
1:30 pm ~ 4:30 pm

開催地・会場:東京都 電気学会 第1~5会議室

住所 東京都千代田区五番町6-2 
HOMAT HORIZONビル8階
TEL: 03-3221-7312
交通 JR総武線(中央線各駅停車)
市ヶ谷駅下車,徒歩2分
地図リンク Map Link
概要  高電圧遮断器の技術開発は,電力系統の高電圧大容量化や系統構成の変化に伴う電流遮断責務の多様化,高経年品への保守・更新と延命化,地球温暖化対策としてのSF6ガス使用量の抑制を目的とした小型化技術に注目し,進められてきた。最近では2011年に経験した東日本大震災から,遮断器を含めた電力機器の自然環境から受ける影響の重要性を再認識させられた。さらに,分散電源化や再生可能エネルギーの適用なども進みつつあり、中でも洋上など,これまでにない特殊環境への対応にも直面している。
 一方、地球温暖化も含め広い意味での自然環境への影響に対する配慮も今日の最重要課題の一つである。環境負荷低減の観点では,SF6ガス使用量の削減や、電流遮断に伴う分解ガスへの対処など遮断器の直接的な技術だけでなく,延命化による環境負荷低減,送電損失を低減するUHV送電や直流送電を普及させるための遮断器技術など,高電圧遮断器が環境負荷低減へ貢献できる技術課題も少なくない。
 このような背景から「遮断器の設置環境適応技術と環境負荷低減技術調査専門委員会」では,高電圧遮断器の設置環境適応と環境負荷低減に関する配慮事項及び要求事項と,それらに対応するための技術について調査し,その結果をまとめた。本フォーラムでは,電力に関係する技術者や学生,特に変電機器を担当する技術者や変電機器を勉強する学生を対象に,この調査結果についてわかりやすく紹介する。
プログラム
  • 1.13:30-13:35 開会,主催者挨拶,総論 
    中本 哲哉(東芝ESS)
  • 2.13:35-14:00 近年の大地震による被害状況
    飯島 崇文(東芝ESS)
  • 3.14:00-14:25 様々な設置環境適応への要求と技術 
    牧野 芳範(電源開発)
  • 休憩
  • 4.14:40-15:00 遮断器の環境負荷低減技術の動向 
    門  裕之(電力中央研究所)
  • 5.15:00-15:20 RCMと延命化技術 
    内田 雄三(日新電機)
  • 6.15:20-15:40 代替ガス遮断器と真空遮断器 
    長竹 和浩(明電舎)
  • 7.15:40-16:00 小形化,その他の環境負荷低減技術 
    大井 雅義(東芝ESS)
  • 8.16:00-16:30 まとめ,全体討論 
    新海 健 (東京工科大)

司会進行:中本哲哉(東芝ESS)

テキスト 電気学会技術報告1430号「遮断器の多様な設置環境と最近の環境負荷低減技術」をテキストとして使用します。
なお、希望者には特別価格(会員\2,000,非会員\3,000)で頒布しますので,お申し込み時にその旨を記載ください。
参加費

会員(正員) \2,000-(不課税) 
会員外(一般) \2,500-(税込)

会員(准・学生員) \1,000-(不課税) 
会員外(学生) \1,500-(税込)

申込方法
支払い方法 参加費は当日に現金でお支払い願います。領収書は原則としてフォーラム当日の日付で会場渡しとなりますが,その他のご指示がある場合は申込時にご連絡ください。
主催 電気学会電力・エネルギー部門 開閉保護技術委員会
協賛 遮断器の設置環境適応技術と環境負荷低減技術調査専門委員会