平成27年 電力・エネルギー部門「研究・技術功労賞」受賞者

電力・エネルギー部門(B部門)では,長年,地道な活動を続けてこられ,技術の発展に貢献された研究者または技術者の方々の労に報いるとともに,電力・エネルギー分野技術の更なる発展を図ることを目的とし,平成18年から,部門表彰制度として「研究・技術功労賞」を新たに設けております。 研究調査運営委員会および部門役員会での審査の結果,平成27年度の受賞者は,次の方に決定いたしました。表彰は,名城大学で開催されました平成27年電力・エネルギー部門大会の表彰式(8月26日)で執り行われました。
件名 受賞者(所属) 受賞理由
「変電設備の保守技術発展への貢献」 高橋 一嘉 殿 〔中部電力(株)〕  38年余りの長きに亘り,変電設備の運転・保守・工事・点検・研究業務に従事し,電力の安定供給に貢献してきた。特に,変電設備の高経年化の進展に伴い保全合理化が叫ばれ始めた平成10年代前半から現在に至るまで一貫して,変電保守技術のエキスパートとして全国の変電設備ユーザの先駆けとなる調査研究を行い,着実に功績を積み重ねてきた。 電気学会全国大会・B部門大会・研究会における多数の論文発表ならびに電気学会技術報告の執筆により,その成果を広く世間に知らしめてきた。さらに,電気協同研究等の活動を通じて,変電保守技術分野の知見を集大成するとともに,ユーザ・メーカの垣根を越えて後進の指導・育成にも尽力している。