技術報告新刊 第1267号:給電情報の収集配信体系

2025/01/07

2024年12月25日(発刊日)
給電情報の収集配信体系調査専門委員会

要 約

わが国の電力系統の運用を取り巻く環境は、電力自由化の進展や分散型電源の拡大などにより複雑化している。また,電気エネルギーの重要度が増すとともに電気の品質に対するニーズが高まっている。
一方,近年における情報技術の進歩は著しく,大容量のデータ送受信が可能となったことなどから,集中的な監視,制御が可能となり,電力系統の運用を行う機関の統合が進められている。
このような状況下において,良質で安定した電気を供給し続けることおよび電力系統を構成する電力設備を合理的かつ効率的に運用することは,これまでも,また,これからも変わらぬ給電運用者の使命であり,これらを遂行するために給電情報は必要不可欠である。
本調査専門委員会では,給電運用体制と業務概要をはじめ、給電運用に必要な給電情報の収集,活用および配信について,業務を支援するシステム機能の実装状況を含め調査するとともに,給電運用者からの給電情報に対する課題とニーズを抽出し,それに対する対策,展望についての解説および給電情報の収集配信体系の将来像について整理を行った。また,米国,欧州およびアジアにおける給電運用体制給電システムおよび給電情報の活用事例などについて調査を行った。

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