技術報告新刊 第1338号:水力発電機器の設計技術の動向

2025/01/07

2024年12月25日(発刊日)
水力発電機器の設計技術の動向調査専門委員会

要 約

純国産の再生可能エネルギーである水力発電は我が国におけるエネルギーセキュリティーの確保および重要な地球温暖化対策として, その位置づけは高く評価されている。また, 1960年代より急速に開発が進められた揚水発電は, 現在, 世界一の出力規模を誇っており, ピーク電力の供給や系統安定性の維持において貴重な役割を果たしている。

水力発電機器の設計技術については, 電気学会が1994年に電気学会技術報告 第495号 「水力発電機器の設計技術に関する調査研究」 を発行した。この報告書の作成から既に20年が経過したが, この間に, 水力発電機器は機器の大形化や高落差・大容量・高速化, あるいは低落差大容量化において進歩が著しく, またそれらをサポートする各種解析技術の進展も目を見張るものがある。また, 可変速揚水発電技術については, 日本で開発され実用化した揚水発電技術として世界に誇る技術となっている。本報告は, 前回報告以降の設計技術の最新動向と水力発電機器の設計の基本的な考え方・手法に関して調査・研究を行い, とりまとめたものである。

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