技術報告新刊 第1572号:洋上風力発電の現状とその普及の鍵となる電力技術
2024/10/02

2024年9月18日(発刊日)
洋上風力発電の現状とその普及の鍵となる電力技術調査専門委員会
要 約
これまで新エネルギー・環境技術委員会では,風力発電関連の調査専門委員会において,風力発電の出力変動対策,機械的安全性・信頼性の調査,風力発電系統連系についての問題点の整理,海外における最新技術開発動向,各種要素技術などの調査等を進めてきた。日本における洋上風力発電は,以前は海岸から数十~数百m程度離れた地点の小規模な発電所しかなく,先行する欧州で建設される数百MWからGW級の大規模洋上風力発電所の建設はこれからである。2021年末には,公募により事業者が決定して数百MW規模の事業に向けてスタートしたところであるが,大規模洋上風力発電の実績がほぼゼロの日本において,今後急速に建設が進む洋上風力発電の適切な設計・運用,さらには事故やトラブルの防止のためには,発電所が設計・建設される前の段階から十分な調査研究による情報収集や要素技術の精査を行わなければならない。上記の観点から,本調査専門委員会では特に洋上風力発電に特化した最新技術や最新動向について幅広く調査することを目的に活動してきた。本報告書は,洋上風力発電に関する国内外の導入・実証試験の状況(第2,3章),洋上風力発電のシステム・メンテナンス技術(第4章),洋上風力発電に関する交流送変電技術・直流送電技術(第5,6章),変動電源の大量導入を実現する仕組み・技術の動向(第7章),解析・シミュレーション技術(第8章)で構成して調査結果をまとめている。
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