技術報告新刊 第1573号:磁気力を活用した新たな環境技術の動向と超電導の役割

2024/08/05

2024年8月1日(発刊日)
磁気力を活用した新たな環境技術のフィージビリティと超電導の役割調査専門委員会

要 約

2015年と2018年の国連決議により、これからの社会では、SDGs2030、Carbon Neutral2050などの地球規模の環境問題への取組みが求められる。本報告書ではこの状況のもと、磁気力を活用した新たな環境技術のフィージリティと超電導の役割について調査結果をとりまとめた。磁気力を活用の物理的な物質処理技術は、処理前後の物質の変化が少なく二次生成物が少ないため、環境保全や改善に資することが確かめられている。特に処理対象条件や処理目的に応じて、永久磁石や電磁石による操作の他に、超電導磁石を用いることにより効果を飛躍的に拡大できる場合が期待されている。

これまでの調査経過から、磁気力の応用技術は、処理対象物質の性状、処理後の物質の利用目的、経済的効果を考慮した磁石選択などにより、環境問題への適用技術として可能性を有することが明らかになった。本報告書では、様々な環境や資源に関わる問題に関わる、最近の磁気力利用取組み事例について取り上げる。また事例紹介を通して、超電導技術の役割を明確にして今後の活用の参考にすることも目的としている。

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