技術報告新刊 第1597号:高圧配電線の雷リスクマネジメント手法の構築に向けた今後の課題
2026/01/20
2025年08月01日(発刊日)
高圧配電線の雷リスクマネジメント手法の構築に向けた課題調査専門委員会
要 約
高圧配電線の雷事故は,地域の雷特性や使用されている配電・耐雷機材等で発生様相が大きく異なる。また,配電設備は面的に広がっているため,雷被害の発生場所や設備構成等によって,被害規模および停電・復旧時間による影響度が大きく異なる。このため,リスクマネジメントの考え方を高圧配電線に対して適用するには,これらの要素を考慮することが重要になる。当委員会では,配電線における雷リスクマネジメントは「雷事故の発生確率(雷事故率)」と「雷事故による影響度」の積により決定される値を指標として実施するものと定義して,主に雷事故率評価の精緻化に焦点を当て,以下の調査,検討を行った。
① 配電線雷被害,雷害対策の実態調査
② 配電線雷被害メカニズムの解明と効果的な対策手法の検討
③ 雷リスクマネジメント手法の構築に向けたLLS の活用
本技術報告は,雷被害実態調査によって得られた事例について,代表的な配電機材(がいし・電線,開閉器,変圧器,避雷器)毎に被害発生メカニズムを整理し,その対策手法について,より具体的に取り纏めていることから,多くの電気技術者に活用されるとともに,若い技術者・研究者に対する技術継承が図れることを期待する。さらに,今後は,設備の施設形態や雷の地域特性を考慮した精緻な雷事故予測手法の構築が重要になることから,高圧配電線の雷リスクマネジメント手法を検討する際の参考書として活用されることを期待する。
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