電力・エネルギーフォーラム「ガス絶縁開閉装置の環境負荷低減への技術動向」
2024/03/08
概要
1970年代に入り本格導入されたGISは約50年が経過し,この間,技術の進歩は高電圧・大容量化に始まり,高信頼度化や三相一括化に見られるような小形・縮小化,経済性の向上を重ねて現在に至っている。550 kV GISでは,大容量の一点切遮断器を適用した例も多く,基幹系統における電力の安定供給に寄与しており,72/84 kV GISでは急速な小形化が進み,据付面積の大幅な縮小化など変電所建設の経済性向上に大きく貢献している。一方,地球温暖化対策など,GISに対しても対環境性への重要度が増してきており,SF6ガスの取扱についての議論や,SF6ガスに替わる絶縁・消弧媒体としてのSF6代替ガスに関する研究が国内外で盛んに行われていることも注目すべき動向である。この対環境性への取組として,地球温暖化係数(GWP:Global warming potential)の高いSF6ガスについては,国内では自主行動指針による排出削減の努力が継続されている。海外では欧州F-gas規制であるRegulation (EU) No 517/2014の2020年2月での改正内容,また米国カリフォルニアでのCARB(California Air Resource Board)による提案(今後SF6機器を段階的に規制)の行方に関心が集まっている。
以上の背景から,対環境性を考慮したGISに適用されている技術,および社会情勢に対応した技術,規格改正の動向などを体系的に整理した技術報告「ガス絶縁開閉装置の環境負荷低減への技術動向」を発刊するに至った。本フォーラムでは,本技術報告の内容をわかりやすく解説するとともに,将来的な課題について展望する。
日時 | 2024年7月11日(木)13:30~16:20 |
会場 | 電気学会会議室およびオンライン(Cisco Webex Meetings)によるハイブリッド開催 東京都千代田区五番町6-2 HOMAT HORIZONビル8階 JR総武線(中央線各駅停車)市ヶ谷駅下車,徒歩2分 TEL: 03-3221-7313 |
プログラム |
司会進行:川東 真人(三菱電機),藤岡 将広(三菱電機) |
テキスト | 電気学会技術報告1561号「ガス絶縁開閉装置の環境負荷低減への技術動向」を テキストとして使用します。電気学会電子図書館(https://www.bookpark.ne.jp/ieej/)で各自ご購入ください。
※印刷冊子の納品は,入金確認後,約1週間かかります。 |
参加費 |
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参加申込方法 | 2024年7月4日(木)までに,参加申込サイト(https://ieej-20240711bspforum.peatix.com)からお申込みください。定員(現地会場30名,オンライン200名)に達し次第,締め切らせていただきます)。 ※本フォーラムではPeatix(https://peatix.com)を利用して参加申込および参加費の支払いを承ります。 |
参加費支払い方法 | クレジットカード決済もしくはコンビニ決済でお支払いください。
【クレジットカード決済の場合】
【コンビニ決済の場合】
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その他 | オンライン参加される方へのWebexミーティング情報等,参加にあたっての詳細は,参加申込された際にご登録いただいたメールアドレス宛にメールでご案内します。 |
問合先 | 三菱電機株式会社 藤岡 将広 E-mail: fujioka.masahiro(at)ab.mitsubishielectric.co.jp ※(at)は@に置き換えてください |
主催 | 電気学会電力・エネルギー部門 開閉保護技術委員会 |
協賛 | 電気学会電力・エネルギー部門 ガス絶縁開閉装置の環境負荷低減への技術動向調査専門委員会 |