用語解説 第186回テーマ:ブッシング

2026/09/01

福濱 大河 〔SWCC(株)〕

1. ブッシングとは

ブッシングは,“壁又はタンクなどの隔壁を貫通する導体又は導体を通す通路をもち,これを隔壁から絶縁し,支持する装置”である。図 1 のように変圧器等の隔壁を有する機器に,絶縁しながらリード線を接続する際等に使用される。

 

2. ブッシングの構造と役割

ブッシングの基本構造を図 2 に示す。外被材料の違いとして,磁器ブッシングとポリマーブッシングの 2 種類に区分けされる。中心導体と外被材料の間には,内部充填材料として絶縁物やコンデンサコア材料が使用される。

外被は,気中での閃絡を防ぐため,表面漏れ距離を十分に確保できるよう,ひだ状の形状が採用されている。必要な表面漏れ距離は,使用地区の汚損状況に応じて設計される。2019 年にブッシング規格JEC-5202 が改訂され,ポリマーブッシングが適用範囲に追加されたことから,従来の磁器ブッシングに加え,ポリマーブッシングの適用が拡大しつつある。

 

文献

ブッシング JEC-5202:2019, 電気学会電気規格調査会標準規格(2019)

【電気学会論文誌B,146巻,9号,2026に掲載】

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