令和8年度(第113代)電気学会会長 岡本 浩
2026/05/28
このたび、電気学会第113代会長を拝命いたしました岡本 浩です。
会員の皆様とともに、本学会のさらなる発展に尽力してまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。
電気学会を取り巻く環境は、いま大きな転換期にあります。
脱炭素化の進展、AIと半導体技術の急速な高度化、そして社会構造の変化など、複雑な課題が同時に進行しています。このような時代において、電気・情報・エネルギーを担う私たちの役割は、これまで以上に重要になっています。
私は、これからの社会を「電気(ワット)」「情報(ビット)」「熱」の三つの流れの融合によって支えられる新たな段階へと進化させていくことが重要であると考えています。これらが相互に連携し循環することにより、持続可能で調和のとれた新しい社会の姿が見えてきます。
また、本学会はこれまでも多様な専門家の知と技術を結集し、社会に価値を提供してきました。前会長の小野靖先生が推進された「多様性の確保」と「関係人口の拡大」、そして標準化機能の強化という方針を継承し、さらに発展させてまいります。
今後は、電気工学の領域を超え、電子情報通信分野や他の工学分野との連携を一層深めるとともに、若い世代や海外とのつながりを拡大し、開かれた学会としての魅力を高めていきたいと考えています。これにより、会員数の多寡に依らず、より大きな価値を社会に提供する学会を目指します。
電気技術は、社会を支える「人生奉仕の利器」として発展してきました。これからもその精神を受け継ぎ、次の時代にふさわしい形で社会に貢献していくことが私たちの使命です。
会員の皆様をはじめ、関係するすべての方々とともに、新たな価値創造に挑戦してまいります。
引き続きご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます
