パリ市立近代美術館「電気の精」のご紹介

2022/01/11

 パリ市立近代美術館の中心部に展示されているラウル・デュフィの『電気の精』(la Fée Électricité)は、10m×60mの巨大な壁画であり,電気の概念から最新の技術的成果まで、電気とその応用の歴史を明らかにしており,電気にまつわる哲学者、科学者、技術者108名が描かれています。この「電気の精」は、2020年7月から10月にかけて修復作業が行われました。
 この修復と並行して,絵に登場する108人や技術について、英語、フランス語、日本語で紹介が行われることになり,その日本語担当には、電気学会 電気技術史技術委員会の指名を受けた「電気の精研究チーム※」があたりました。
※メンバーは、田中國昭氏(千葉大)、松本榮壽氏(日本計量史学会)、小浜清子氏(フランス語翻訳家)、鈴木美幸氏(英語翻訳家)、鈴木浩氏(メタエンジニアリング研究所)氏の5名です。
 「電気の精」は修復作業を終えた後,日本語を含めた紹介内容が整備され,2021年9月30日,近代美術館にてオープニングイベントが開催されました。その後,ロダンクラブ会長より,電気学会会長宛てにお礼状が届きました。
 皆様も是非,一度下記webサイトをご訪問していただき,絵の中のエジソン,ファラデー,フランクリン,,,を見つけてみてはいかがでしょうか。

当該HP

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