技術倫理協議会 第5回公開シンポジウム

2009/12/14

高等教育機関および企業における技術倫理教育の現状と課題
−技術倫理教育の将来と学協会が果たすべき役割−

日時

平成21年12月14日(月)午前10時から午後4時
(午後4時30分~6時30分 懇親会)

場所

建築会館ホール
〒108-8414 東京都港区芝5丁目26番20

開催趣旨

科学技術の進展、経済活動の急速なグルーバル化、地球環境の変動などにともない技術者の倫理的判断能力と適切な意思決定に基づく行動力が求められています。産業界においては、技術を基盤とする企業がその社会的責任(corporate social responsibility)を果たすために、技術倫理に関する検討が様々な形で行われています。高等教育機関においては、国際的な教育の質保証を求める動きのなかで、技術者倫理教育の重要性と必要性がより強く認識されるようになりました。技術倫理協議会は、技術倫理教育の現状を把握する努力を続けていますが、その活動の一環として平成21年に国内の高等教育機関を対象にアンケート調査を実施し、興味深い結果を得ました。
本シンポジウムでは、上記の調査の報告を行うとともに、国内外の技術者育成過程(the formation of engineer)における技術倫理教育・研修の現状を、高等教育機関および企業におけるGood Practiceを中心に紹介いたします。また、パネル・ディスカッションでは技術倫理教育に関して優れた取り組みを行っている学協会の事例を報告した後、発表者と参加者を交え、技術倫理教育が向かうべき方向について意見交換を行います。

プログラム
10:00 議長開会挨拶およびシンポジウムの趣旨説明 池田駿介議長(土木学会)
10:15 高等教育機関における技術倫理教育の現状 -技術倫理協議会実施アンケート結果の報告-(仮題)皆川勝委員(土木学会)
10:45 高専における技術倫理教育の現状と課題(仮題) 小林幸人(熊本高等専門学校)
11:15 大学における技術倫理教育の現状と課題(仮題) 藤木裕行 (室蘭工業大学)
11:45 企業における技術倫理教育の現状と課題(仮題) 岸田雅大(明治大学)<元(株)東芝>(予定)
12:15 昼食
13:15 海外(アジアを含む)における技術倫理教育・研修の動向(仮題) 札野順委員(日本工学教育協会)
13:45 技術者育成過程における技術倫理教育・研修の位置づけ(仮題)長島昭委員(日本機械学会、初代議長)
14:15 休憩
14:25 パネル・ディスカッション
「技術倫理教育・研修に工学系学協会が果たすべき役割」
電気学会、日本建築学会、および日本原子力学会の代表者が、各学会が行っている技術倫理教育・研修に関する取り組みを10分程度で紹介した後、発表者を含めてパネル・ディスカッションを行います。
司会: 札野順委員(日本工学教育協会)
15:55 閉会挨拶 櫛田晴美 幹事 (日本技術士会)
16:00 閉会
16:30 懇親会(建築会館ホール・ホワイエ)
18:30 懇親会終了
費用

参加費:無料  資料代:1,000円  懇親会費:2,000円

CPD単位

本シンポジウムへの参加は、技術専門職能者の継続教育(Continuing Professional Development:CPD)の一環として、各学協会の基準に則りCPD単位が認定される予定です。

主催

技術倫理協議会

構成団体

応用物理学会、化学工学会、土木学会、電子情報通信学会、日本機械学会、日本建築学会、日本工学アカデミー、日本工学教育協会、日本技術士会、日本原子力学会、電気学会、日本化学会、以上12学協会

後援

日本工学会(予定)、日本技術者教育認定機構(予定)

企画・運営

日本建築学会・電子情報通信学会・日本工学教育協会