第9回技術者倫理研修会
2016/08/23
技術者倫理とコミュニケーション
-コミュニケーションとは何かを考える-
第9回技術者倫理研修会を、「技術者倫理とコミュニケーション」を主題にして開催します。
会員、非会員を問わず、ご関心をお持ちの方は奮ってご参加ください。
技術者倫理にとってコミュニケーションはどのような意味を持つのでしょうか? 学協会などの団体は倫理綱領,行動規範等を定め,会員の活動指針としています。しかし,最近でも企業,研究機関等における技術者倫理に関わる不祥事は頻繁に起こっています。その背景を考察しますと,技術者が,所属する組織の利益や慣習等と,本来あるべき指針とのジレンマに陥っているケースも,少なからずあるのではないでしょうか? そうした中で、技術者が充足感を持ち,技術者倫理の観点からあるべき行動を,主体的に選択できるためのコミュニケーションの役割を,様々な観点から考えたいと思います。また,技術者にとって,自ら関与する技術が「安全」であることを公衆との間で合意し、信頼してもらうためにも,コミュニケーションの果たす役割は重要ですが,社会的影響の大きな技術には,技術者倫理の観点からも、いわゆる二項対立の現象がしばしば見られます。
今回は,異なる分野でご活躍の方々をお招きし、多様な視座からコミュニケーションの問題についてお話しいただき,参加者全員で「技術者倫理とコミュニケーション」の問題を考えます。
日時
平成28年8月23日(火)13:30~17:40
場所
フォーラムミカサ エコ(神田) 7Fホール
内容
(予定,時間は質疑時間を含む)
13:30 – 13:45
導入 今年度の研修主題の説明 電気学会倫理委員会
13:45 – 14:35
講演1 科学技術と社会 -コミュニケーションについて考える-
講師:桝本晃章 (日本動力協会会長)
14:35 – 15:25
講演2 人は何を根拠に判断するのか
講師:唐木英明 (食の安全・安心財団理事長)
15:25 – 15:35 休憩
15:35 – 16:25
講演3 コミュニケーションのすれ違いをどう理解するか
講師:平川秀幸(大阪大学 コミュニケーションデザイン・センター教授)
16:25- 17:30 パネルディスカッション
パネリスト:講演者
*演題,講演順序は変更になることがあります。
参加資格
技術者倫理に関心をお持ちの方であれば、会員資格などは問いません。
参加費
[会員](不課税)正員:3,000円 准員・学生員:1,000円
[非会員](税込)一般:5,000円 学生(大学院生を含む):2,000円
([会員]には「電気学会事業維持員会員,電気,電子情報通信,照明,映像情報メディア,情報処理の5学会または日本技術士会いずれかの個人会員」を含む。)
定員
80名(定員になり次第締め切り。なお、准員・学生員枠は20名までとします。)
その他
研修会終了後、会場近傍にて情報交換会(懇親会)を予定しています。参加希望の方は合わせて申し込みください。(17:50開始 2時間程度の予定 会費4,000円程度)
主催
電気学会倫理委員会