第10回技術者倫理研修会
2017/08/22
近未来社会のデザインと技術者倫理
-誰が,何を,どのように意思決定するべきか-
第10回技術者倫理研修会を,「近未来社会のデザインと技術者倫理」をテーマに開催致します。
会員,非会員を問わず,ご関心をお持ちの方は奮ってご参加ください。
時代が推移し,「豊かさ」の意味合いは変わっても,科学技術の進歩を経済の健全な発展に役立て,日々の暮らしの利便性を高めることへの人々の願いは,止むことがありません。現代社会は,科学技術の進歩に伴う多様な便益を享受するとともに,健康,安全,環境などを脅かす多様なリスクに直面しています。近未来社会をデザインする上で,様々な可能性と課題を伴う科学技術を,人々の幸福のためにマネジメントしていく必要があります。
こうした問題意識のもとに,今回の研修会では,科学技術ガバナンスの課題を,法律や社会制度面,リスク評価研究の視点,そして人間の根源を踏まえた宗教学の観点から論じていただきたいと考えています。幸い,この上ない方々にご登壇いただけることになりましたので,多様な視座からお話しいただき,参加者全員で闊達な議論を行いたいと思います。
日時
平成29年8月22日(火)13:30~17:40
場所
東京理科大学 森戸記念館 第1フォーラム
交通
JR 線「飯田橋」駅西口
東京メトロ有楽町線・南北線・東西線「飯田橋」駅 B3 出口
東京メトロ東西線「神楽坂」駅1 番口,都営大江戸線「牛込神楽坂」駅A3 出口
内容
(予定,時間は質疑時間を含む)
13:30-13:45
導入 今年度の研修テーマの説明・・・電気学会倫理委員会
13:45-14:35
講演1 社会における科学技術のガバナンスと専門家の役割
講師:城山英明(東京大学 公共政策大学院・法学政治学研究科 教授)
14:35-15:25
講演2 不当なリスクとリスクガバナンス
講師:山口 彰(東京大学大学院工学系研究科 原子力専攻 教授)
15:25-15:35 休憩
15:35-16:25
講演3 倫理が科学技術に追いつくことができない社会
講師:島薗 進(上智大学大学院実践宗教学研究科・教授、同グリーフケア研究所所長)
16:25-17:30
パネルディスカッション
パネリスト:講演者
*演題,講演順序は変更になることがあります。
参加資格
技術者倫理に関心をお持ちの方であれば、会員資格などは問いません。
参加費
[会員](不課税)正員:3,000円 准員・学生員:1,000円
[非会員](税込)一般:5,000円 学生(大学院生を含む):2,000円
([会員]には「電気学会事業維持員会員,電気,電子情報通信,照明,映像情報メディア,情報処理の5学会または日本技術士会いずれかの個人会員」を含む。)
定員
100名(定員になり次第締め切り。なお,准員・学生員枠は20名までとします。)
その他
研修会終了後,同会場にて情報交換会(懇親会)を予定しています。参加希望の方は合わせて申し込みください。(17:50開始 90分程度の予定 会費4,000円程度)
主催
電気学会倫理委員会