第13回エンジニアリング倫理研修会
2021/06/07
~『塔』を考える ~
技術を生業とする者は、工学者、技術職、経営者、営業職、製造職等さまざまですが、いずれであっても技術が人間社会とか地球社会に役立ってほしいと願っていると思います。
技術は社会のためと考えれば、社会、人間、地球といったものに対して関心と理解を深めて、よりよいエンジニアリングを実践し、よりよいテクノロジーを生み出す必要があります。また、まさにそのことによって、自分の仕事に対する充実感も増し、それが自分の人生のWell-being(実感としての豊かさ)にもつながっていきます。
社会のための技術という視点をもとうとすれば、社会、人間、地球を知る必要があります。それを知り、考える好著(※参考書:末尾参照)として、電気学会倫理委員会編になる「鋼鉄と電子の塔 ~いかにして科学技術を語り、科学技術とともに歩むか~」(以下、『塔』と略称)があります。今夏のエンジニアリング倫理研修会は『塔』を参考にして、科学技術について多面的に掘り下げ、私たちの歩むべき道についてともに考えたいと思います。
(注)研修会名について:
2008年8月の第1回以来、「技術者倫理研修会」の名称を用いてきましたが、技術「者」だけを対象とするものではないため、今回から「エンジニアリング倫理研修会」の名称を用いることにしました。
日 時
2021年8月31日(火) 13:30~17:30
場 所
ウェブセミナー方式
プログラム
13:30 – 13:40
開会挨拶と趣旨説明
13:40 – 14:10
「なぜ『塔』を作ったか」
大来雄二 氏(倫理委員会教育WG主査・金沢工業大学)
14:10 – 15:10
「『塔』を批判的に読む(その1)」
安居光國 氏(室蘭工業大学)
(15:10 – 15:20 休 憩)
15:20 – 16:20
「『塔』を批判的に読む(その2)」
長井寿 氏(物質・材料研究機構)
(16:20 – 16:25 休 憩)
16:25 – 17:25
討論「『塔』をどう使うか」
モデレータ 大西公平 氏(倫理委員会委員長・慶應義塾大学)
17:25 – 17:30
閉会挨拶
*プログラムの最新情報は、本ページで適時公開します。
参加資格
今次研修会のテーマにご関心をお持ちの方であれば、会員資格などは問いません。
定 員
定員は設けません(ウェブセミナー方式のため)。
参加費
一般・正員:1,000円 学生:無料
参加申込期限
2021年8月24日(火)
申込方法
次のホームページからお申し込み下さい。
https://20210831rinri.peatix.com
- 本研修会は,Peatix(ピーティックス)を活用し、参加申し込み、参加費支払いを行っています(Peatixウェブサイト)。
- お申し込みが完了しますと、Peatixからメールが届きますので、大切に保存して下さい。研修会当日になりましたら、このメールの「イベント視聴ページに移動」をクリックし、表示されたページの「イベントに参加」をクリックしますと、入場できます。
参加費の支払方法
クレジットカード,コンビニ/ATM支払いがございます。
問合せ先
一般社団法人 電気学会 総務課 技術者教育担当
E-mail: rinri(at)iee.or.jp (at)→@
Tel: 03-3221-3710
Fax: 03-3221-3704
主 催
電気学会倫理委員会
※参考書の内容はウェブ書店の「内容見本」「試し読み」機能等でそのポイントを知ることが出来ます。また参考書の第4部は執筆者座談会で、その全文が次のURLでウェブ公開されており、無料で閲読できます。
https://note.com/morikita/n/n9ccbc14e7113
https://note.com/morikita/n/n3719e81457ce
https://note.com/morikita/n/nfda3fd759ddd
そこでは専門分野を異にする執筆者が次の4つのテーマに関して白熱の議論を展開しています。
- 原子力発電の過去・現在・未来(福島原発事故と汚染水)
- 未知の脅威にどう備えるか(次の感染症,次の大津波はいつか必ず来る)
- 無関心問題(メッセージが届かない人にいかにアプローチするか)
- 座談会の最後にあたって(読者へのメッセージ)
<※参考書を購入希望の方>
電気学会倫理委員会編「鋼鉄と電子の塔 ~いかにして科学技術を語り、科学技術とともに歩むか~」森北出版 3,520円(本体3,200円+税10%)2020.12
※参考書は下記URL等のウェブ書店、一般書店、大学生協等から各自お申し込み下さい。
納品までにお時間がかかる場合がありますので,早めにご購入下さい。
◆ ハイブリッド型総合書店
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