令和7年電気学会全国大会 本部企画シンポジウム(H1)『電気学会が取り組むべき課題 ー材料・デバイス・システム技術を統合しエネルギー問題を解決するー』

2024/12/27

 

令和7年電気学会全国大会 本部企画シンポジウム(H1)

テーマ:電気学会が取り組むべき課題 ー材料・デバイス・システム技術を統合しエネルギー問題を解決するー

<<概要>>
電気学会がエネルギー問題の解決、とりわけ2050年カーボンニュートラル達成に資するために何をすべきかを講師と聴衆で考える機会を設けるためにシンポジウムを開催する。電気学会がカバーする学問領域は広く、基礎・材料、電力・エネルギー、電子・情報・システム、センサ・マイクロマシン等が挙げられ、産学の会員の連携のもとに、産業応用に繋がる研究も盛んである。これらの学問領域は電気学会のA~Eの部門に相当するものであるが、エネルギー問題の解決には、これら5部門で扱う技術のいずれもが必要であり、さらには個別技術の融合や学際的知見が必要になる場合もある。また、国内の一次エネルギーに占める電力の比率は50%に達しておらず、電気エネルギー以外のエネルギーとの関わりを深めることも重要である。そこで、熱・化学エネルギーに関する第一線の研究者(会員外)も講師として招待した。さらには、創エネ・省エネ・蓄エネに加えて、エネルギー輸送とエネルギーマネジメント(スマートグリッド等)に関する技術課題を総合的に解決する必要もあり、今回のシンポジウムでは、エネルギーに関する要素技術を専門とする講師のみならず、エネルギー問題を技術の立場から俯瞰的に論じることができる講師も招待した。これらの講演内容の一部は電気学会がカバーしていない領域も含まれるため、講師の一部は非会員である。なお、講師の選定においては、大学、企業、研究機関等から偏りなく選出した。また、講演終了後、各部門から選出した若手会員をパネリストとして、エネルギー問題の解決に向けて電気学会として取り組むべき研究課題に関するパネルディスカッションを行う。

日 時 :2025年3月18日(火)13:00~17:45
場 所 :明治大学 中野キャンパス

主 催 :一般社団法人電気学会
協 賛 :電子情報通信学会、応用物理学会、日本太陽エネルギー学会、日本太陽光発電学会 他(予定)

参加費 :無料(一般無料公開)
参加資格:学会員以外の方でも参加可能

  

プログラム:

・開会挨拶
 佐藤 純正 電気学会副会長(研究調査)

・趣旨説明:電気学会とエネルギー問題-学問分野の融合・部門間の連携ー
 増田 淳 (新潟大学 工学部、大学院自然科学研究科電気情報工学専攻、カーボンニュートラル融合技術研究センター)
 

【第1部】シンポジウム講演
・気候変動,温暖化の最新状況(仮)
 小坂 優 (東京大学 先端科学技術研究センター)
 

・(材料・デバイス系の講演)太陽電池
 内田 隆介 (パナソニックホールディングス株式会社 GX本部グリーンイノベーションセンター)
 

・(材料・デバイス系の講演)パワー半導体
 須田 淳 (名古屋大学 大学院工学研究科電子工学専攻、未来・材料システム研究所)
 

・(モビリティ系の講演)自動車
 岸本 岳志 (トヨタ自動車株式会社 環境エンジニアリング部)
 

・(システム系の講演)電力システム(電力会社)
 岡本 浩 (東京電力パワーグリッド株式会社 取締役副社長)
 

休憩(会場セッティング変更)

【第2部】パネルディスカッション(80分)
■モデレータ
増田 淳 (新潟大学 工学部、大学院自然科学研究科電気情報工学専攻、カーボンニュートラル融合技術研究センター)

■登壇者
・パネリスト(A部門): 梅本 貴弘 (東京大学 大学院 工学系研究科 電気系工学専攻)
・パネリスト(B部門): 中村 勇太 (名古屋工業大学 工学専攻 電気電子プログラム)
・パネリスト(C部門): 桐淵 大貴 (株式会社東芝 研究開発センター 知能化システム研究所 システムAIラボラトリー)
・パネリスト(D部門): 小原 秀嶺 (横浜国立大学 工学研究院 知的構造の創生部門)
・パネリスト(E部門): 山根 大輔 (立命館大学 理工学部 機械工学科)

以上