電気学会技術者教育委員会パワーエレクトロニクス教育WG主催 パワエレ・セミナー「電動機駆動の基礎:その1」
2013/12/24
本年度は、昨年度のセミナー「永久磁石同期電動機駆動の基礎」(2013年3月12日開催)をベースに、アンケート結果を反映し、理解しやすいように内容を補足して再構成したセミナーを2回に分けて開催します。今回はその前半で、以下のような内容となっています。なお、電気工学に関するある程度の基礎知識(交流回路論、電磁気学、電気機器学)を有していることを前提にしており、全くの初心者には難しい内容であることをご理解ください。
日 時
2013年12月24日(火) 13:00~17:00
(受け付けは12:30より会場にて)
場 所
青山学院大学相模原キャンパスL棟L-402 教室(JR横浜線淵野辺駅より徒歩10分)
定 員
40名(要予約、先着順)
参加費
無料
講師
青山学院大学理工学部電気電子工学科 林洋一 氏、他
注意
当日は大学の年末年始休暇期間に入っており、大学正門で参加者名簿による入構チェックがありますので、ご協力をお願いします。また、食堂等も営業しておりませんのでご注意下さい。
飲料の自動販売機は学内にもあり、教室内での飲食は可能ですが、コンビニや飲食店は淵野辺駅周辺となりますので、昼食は済ませて参加いただければ幸いです。
主な内容
- はじめに:
本 セミナーの概要と位置づけ。 - 空間ベクトルと三相/dq変換:
空間ベクトルと三相/αβ変換、αβ/dq変換の考え方を説明。コモンモード電圧の考え方についても簡単に紹介。 - 三相電流波形と高調波:
三相電流波形と高調波の関係、空間ベクトルと高調波の関係、高調波に関する規格などを紹介。 - 電動機モデルの導出:
dq座標での電圧・電流方程式、機械系の運動方程式などの基本式の考え方を説明。特に、過渡時にも使える永久磁石同期電動機および誘導電動機の等価回路について考えます。 - IGBTモジュールを用いた三相電圧形インバータ:
メーカー各社の技術資料をベースに、IGBTモジュールおよびこれを用いたインバータについて、回路構成、駆動回路、スナッバ、損失および放熱、EMC対策などの要点を概説。 - 三相電圧形インバータのPWM制御:
三相電圧形インバータのPWM制御について空間ベクトルを用いて説明。三角波比較方式でも空間ベクトル変調と同じ性能が得られる手法(中間電圧1/2重畳法)を紹介。3レベルインバータやデッドタイムによる電圧制御誤差についても説明。 - アンケートの実施