電気学会技術者教育委員会パワーエレクトロニクス教育WG主催 パワエレ・セミナー「テーマ1:空間ベクトルとその応用」

2014/12/20

これまでのパワエレ・セミナー「電動機制御の基礎」の中で説明した多くの項目の中から特に重要と思われるものを個別テーマとして取り上げたシリーズを開始します。今回は、「テーマ1:空間ベクトルとその応用」として空間ベクトルの考え方について分かり易く、時間をかけて説明します。最初のハードル(本当は非常に低い)さえ超えれば、大変便利な考え方であること、色々な計算が簡単に行えることが分かります。

日 時

2014年12月20日(土) 13:00~17:00
(受け付けは,12:30より会場にて)

場 所

青山学院大学相模原キャンパスL棟L-402 教室(JR横浜線淵野辺駅より徒歩10分)

定 員

40名(要予約、先着順)

参加費

無料

講師

青山学院大学理工学部電気電子工学科 林洋一 氏、他

注意

飲料の自動販売機は学内にもあり、教室内での飲食は可能ですが、コンビニや飲食店は淵野辺駅周辺となりますので、昼食は済ませて参加いただければ幸いです。

主な内容

  • はじめに:
    本セミナーの概要と位置づけ。
  • 空間ベクトルとは:
    空間ベクトルと三相電圧・電流の関係、変換式の考え方。
    コモンモード成分(零相分)の取扱い。複素数としての取扱いとベクトルとしての取扱い。
  • 三相電圧・電流波形と高調波:
    三相電圧・電流波形と高調波の関係、空間ベクトルと高調波の関係。
    具体的な交流波形(180度矩形波など)を対象に検討。
  • 複素フィルタ:
    空間ベクトルに対するフィルタの考え方、特にバンドパスフィルタについて具体的に検討。
  • αβ/dq変換:
    αβ/dq変換の考え方。回転座標変換が極めて簡単に行えること。
    静止座標(αβ座標)と回転座標(dq座標)での電圧・電流方程式。
  • 空間ベクトルを用いた誘導機の等価回路:
    空間ベクトルとαβ/dq変換を用いると、誘導電動機の等価回路(過渡時にも利用可能)が簡単に導出できること。
  • アンケートの実施:
    基礎知識(受講前)の状況、セミナーの内容やレベルについて、重要な概念の理解度のチェック、資料や説明方法について、今後開催を希望するテーマなど