講演会 電磁界生体影響問題の最近の動向

2011/11/18

概 要

電気学会では平成7年に「電磁界生体影響問題調査特別委員会(委員長:関根泰次 東京大学名誉教授)」を発足させ,身の回りにある電磁界が人の健康に影響するかどうかについて,これまでの研究状況を調査し,総合的に評価を行なってきました。得られた成果は,平成10年および15年発行の2冊の報告書や,小冊子「電気の暮らしと健康不安」を通じて紹介してきました。その後も引き続いて調査・評価活動を続けてきましたが,最近では,2007年のWHO(世界保健機関)による電磁界の健康影響についての評価結果の公表,2010年の人体防護のためのガイドラインの改訂,ならびに本年10月に施行の電力設備の磁界規制など大きな動きがありました。このような状況から,前小冊子の内容を全面的に見直し,一般向け解説の決定版ともいうべき「新・電気の暮らしと健康不安」を本年2月に発刊しました。今般,電磁界生体影響問題の最近の動向について,知見を深め議論いただくとともに,これまでの活動を振り返って,取りまとめをおこなうことは有益と考え,講演会を開催することとしました。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

日 時

2011年11月18日(金) 13:00~16:10

場 所

国立オリンピック記念青少年総合センター(東京・代々木)
カルチャー棟小ホール
東京都渋谷区代々木神園町3?1(小田急線 参宮橋駅下車 徒歩約7分)

主 催

電気学会 電磁界生体影響問題調査特別委員会(委員長 多氣昌生)

プログラム

13:00-13:20
 電磁界生体影響問題の経緯と最近の動向(総論)
 座長・多氣昌生氏(首都大学東京)
13:20-13:45
 生物影響研究の動向
 重光 司氏(電磁界情報センター)
13:45-14:10
 疫学研究の動向
 山口直人氏(東京女子医科大学)
14:10-14:35
 電磁界生体影響問題のリスク・コミュニケーション
 世森啓之氏(電磁界情報センター)

14:35-14:50 休憩

14:50-15:15
 ドシメトリ研究の動向
 山崎健一氏(電力中央研究所)
15:15-15:40
 人体ばく露に関連する電磁界の測定方法
 水野幸男氏(名古屋工業大学)
15:40-16:10
 総合討論
 パネラー:関根泰次氏,宅間董氏,上野照剛氏,大久保千代次氏(以上,本特別委員会顧問)および上記講演者

16:10 閉会

参加費

無料

申込方法

11月11日(金)をもって,申込みを締め切りといたしました。多数のお申し込み,誠に有り難うございました。

配布資料

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