電気学会技術者教育委員会パワーエレクトロニクス教育WG主催 パワエレ・セミナー「電動機駆動の基礎:その2」
2014/03/13
本年度は、昨年度のセミナー「永久磁石同期電動機駆動の基礎」(2013年3月12日開催)をベースに、アンケート結果を反映し、理解しやすいように内容を補足して再構成したセミナーを2回に分けて開催しています。今回はその後半で、以下のような内容となっています。前半を受講されていない方でも理解できる構成となっています。
日 時
2014年3月13日(木) 13:00~17:00
(受け付けは12:30より会場にて)
場 所
青山学院大学相模原キャンパスL棟L-402 教室(JR横浜線淵野辺駅より徒歩10分)
定 員
40名(要予約、先着順)
参加費
無料
講師
青山学院大学理工学部電気電子工学科 林洋一 氏、他
注意
当日は大学の年末年始休暇期間に入っており、大学正門で参加者名簿による入構チェックがありますので、ご協力をお願いします。また、食堂等も営業しておりませんのでご注意下さい。
飲料の自動販売機は学内にもあり、教室内での飲食は可能ですが、コンビニや飲食店は淵野辺駅周辺となりますので、昼食は済ませて参加いただければ幸いです。
主な内容
- はじめに:
本 セミナーの概要と位置づけ。 - 空間ベクトルを用いた電動機の基本式:
αβ座標およびdq座標での永久磁石同期電動機の基本式を空間ベクトルを用いて表現する場合の考え方とメリットについて説明。 - インバータの制御遅れを考慮した電流制御:
三相電圧形PWMインバータにより電動機の三相入力電流を制御する場合には、インバータの制御遅れを考慮することが重要です。この制御遅れを考慮して安定な電流制御を実現するための基本的考え方を説明。サンプル値制御系として取扱いや、αβ座標とdq座標での考え方の違い、非干渉制御の考え方、ゲインの設計手法などについて説明。。 - 回転位置および回転角速度の計算法:
エンコーダのABZ信号からを回転位置を決める手法、回転位置情報から回転角速度を演算する手法について説明。 - トルク制御および速度制御:
機械系の運動方程式をもとに、速度制御系の構成とゲインの設計手法について説明。誘導電動機についてはベクトル制御の基本的考え方を、永久磁石同期電動機については突極性を利用する場合の電流制御パターンについても説明。 - インバータの電圧制御誤差やパラメータ誤差への対応:
三相電圧形インバータのPWM制御によりベクトル制御や位置/速度センサレス制御を行う場合には、デッドタイムやデバイスのオン電圧による電圧制御誤差が問題となる。その基本的考え方や補償法について説明。電動機のパラメータ誤差の影響や対策についても説明。 - アンケートの実施
基礎知識(これまでの学習内容)の状況、セミナーの内容やレベル、説明方法について、今後開催を希望するテーマなど