でんきの礎 -振り返れば未来が見える-
One Step on Electro Technology -Look Back to the Future-

電気学会では創立 120 周年を迎えた平成 20 年,「でんきの礎」制度を創設し,電気学術,産業,ひいては社会の発展に大きく貢献した”モノ”,”こと”,”人”,”場所”に対し顕彰を行って参りました。その数は今回の第 19 回で総計104件に上ります。

これまで顕彰された104件はいずれも栄えある電気の系譜に名を遺すものばかりですが,これらを単なる記録としてとらえるのではなく,そこに関わった人々の「時代を見据えた着想力」や「課題に対する突破力」,さらには「達成に至るまでのご苦労」などにも想いを馳せることで,今の我々が未来を展望する上での規範とすべきと考えます。

電気は,エネルギー源としては勿論のこと,今や身の回りのありとあらゆるシステムの高度化やスマート化に欠くことのできない存在となっています。そのことからも,電気工学は人々の悲願である「知的で文化的な生活が持続できる平和な社会の実現」に,大きく貢献できる存在であると言えましょう。今回,新たに顕彰された「でんきの礎」につきましても,電気工学の輝かしい発展の証であると同時に,明るい未来への道標になってくれるものと確信しております。

令和8年3月
第19回顕彰委員会 委員長
中川 聡子

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