第2回電気技術顕彰「でんきの礎」授与式報告(電力用酸化亜鉛形ギャップレス避雷器:MSA株式会社)

日時:平成21年8月27日(木)11時~12時

場所:(株)明電舎 沼津事業所 本館2階

顕彰先:MSA株式会社

当日は,電気学会 松瀨貢規会長の挨拶に続き,随行の事務局職員からでんきの礎および受賞案件(電力用酸化亜鉛形ギャップレス避雷器)についての説明があり,松瀨会長からMSA株式会社 代表取締役社長 林正夫様へ顕彰状ならびに記念品が授与された。受賞者を代表して,林社長様から大変有り難いことで光栄に思っているとのご挨拶をいただいた。
授与式終了後,同行された第2回顕彰選考小委員会の大木功委員(東京電力)が中心となり,受賞者インタビューが行われた。インタビューの中で,当時の技術課長でいらした小林三佐夫様(明電舎OB,(現)サージプロテクトKK)から,研究開発当時の苦労話等をお聞かせ頂いた。特に「電力用酸化亜鉛形ギャップレス避雷器」が世界で認めてもらうには,どうしても国際規格(IEC)化する必要があり,IEC TC 37に強く働きかけたお話が印象的で,改めて産業界における規格の重要性が認識できた。
最後に展示室およびソレスター(アレスター)工場へご案内頂き,展示されている現物の「電力用酸化亜鉛形ギャップレス避雷器」等を見学した。


本館(この2階で授与式を行いました)

本館入口前の電気自動車

顕彰状授与

松瀨会長(左)と林社長(右)

受賞者代表として挨拶される林正夫社長

授与式出席者の集合写真

「沼津事業所 開設からの足跡」の前で

「3世代避雷器の変遷」の前で

酸化亜鉛素子の製造工程

1975年製世界初酸化亜鉛形
ギャップレス避雷器
「でんきの礎」に選ばれた旨の説明板も
設置いただいております。